リオデジャネイロ2016年大会で行われた教育プログラムとは?

リオデジャネイロ2016年大会では“Transforma(変革)”と名づけられた教育プログラムが行われました。 ブラジル国内の学校にオリンピック・パラリンピックを伝えるためにつくられたプログラムについて学びましょう。

Transformaの特徴

Transformaでは、“Values(価値)”が教育プログラムの根幹となっています。 オリンピックの3つの“Values”である「卓越」「友情」「敬意(尊重)」と、パラリンピックの4つの“Values”である「勇気」「決断力」「平等」「鼓舞」をプログラムの柱とするとともに、「努力から得られる喜び」「フェアプレー」「他者への敬意」「向上心」「体と頭と心のバランス」についても学べるのが特徴となっています。

Transformaの3つの働き

ブラジル国内の学校の生徒たちはTransformaのさまざまなプログラムを通じ、次のような体験をしました。
  • オリンピック・パラリンピックの価値について学び、スポーツの祭典を体感すること
  • スポーツを体験し、健康的な生活を促進すること
  • オリンピック・パラリンピック大会に関わること
Values(価値)に関する製作物のイメージ写真
Transformaプログラムに参加する学校の廊下や掲示板には、Values(価値)に関する製作物が掲示されている。

プログラムの紹介

プログラムの紹介のイメージ写真

Transformaは体育・スポーツに特化し、今までに経験したことのないスポーツの体験をうながすことに力を入れていました。
ブラジルではパラリンピックはもとより、4大スポーツ(サッカー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール)以外への関心・認知度が低いことから、新たなスポーツを体験する機会を通じてスポーツ文化・教育の向上、大会への関心喚起を図りました。

● Transforma組織委員会主催の体験型イベント

Transforma組織委員会主催の体験型イベントのイメージ写真

Transformaを学校に普及させる4種類の担い手

Transformaではオリンピック・パラリンピックを生徒に伝え、教えてくれる4種類の担い手がいます。担い手たちは自ら講習会に参加し、学んだことを学校へと持ち帰ります。

● 1人目はコーディネーター
コーディネーターは自らが講習会で学んだことを学校の先生たちに教えます。
● 2人目は体育教師
体育教師は各学校から1人ずつ講習会に参加し、今まで知らなかったスポーツなど、学んだことを生徒に教え、体験させる役目を担います。
2人目は体育教師のイメージ写真
教員研修の様子(シッティングバレー、ゴールボール)
● 3人目はチューター
事務職員など学校内で選ばれた人が担当し、「ユースエージェント」となる生徒たちを育成します。
● 4人目はユースエージェント
「ユースエージェント」に選ばれた生徒たちは、自分たちがオリンピック・パラリンピックについて学んだことを学校内の生徒たちに伝え、オリンピック・パラリンピック学習の推進役を担います。
ユースエージェントたちは孤児院や老人ホームを訪問して他者への敬意を学んだり、スポーツ活動を他の生徒たちと一緒になって行ったりしています。
ほかの生徒の先導役を担う「ユースエージェント」のイメージ写真
自ら学んだことを伝え、ほかの生徒の先導役を担う「ユースエージェント」

Transformaに参加している学校は?

Transformaに参加している学校は?のイメージ写真
  • リオデジャネイロ州、サンパウロ州、ミナスジェイラス州の約10,000校で実施されています。
  • 約600万人の生徒が関わっています。
  • Transformaは2013年にリオデジャネイロ市内の学校から導入されました。
  • この間に4万時間にも及ぶオリンピック・パラリンピック学習とスポーツ実習が行われました。
学校での実習風景のイメージ写真
学校での実習風景
【導入】
2013年 リオデジャネイロ市にてスタート
15の学校と2万5千人の生徒でスタート
【拡大】
2014年 リオデジャネイロ市からリオデジャネイロ州に拡大
260の学校と12万5千人の生徒が対象
【他州への展開】
2015年 サッカー競技を開催する6州に拡大
2,500の学校と100万人の生徒が対象
【最終的な到達目標】
2016年に全国展開
最終的に15,000の学校と700万人の生徒が学ぶことを目標としている

ページの先頭へ戻る