夢・未来プロジェクト 開催レポート

日野市立日野第五小学校

京谷和幸さんを招いて夢・未来プロジェクトを実施した日野市立日野第五小学校の写真
実施日時及び会場 平成30年6月14日(木)9時35分〜13時00分
日野市立日野第五小学校(東京都日野市多摩平6-21-1)
参加者: 全校674名
講師: 京谷 和幸(元車いすバスケットボール日本代表)
実績: 2000年 シドニーパラリンピック
2004年 アテネパラリンピック
2008年 北京パラリンピック
2012年 ロンドンパラリンピック
2016年 リオパラリンピック(アシスタントコーチ)

概要

平成30年6月14日、日野市立日野第五小学校に京谷和幸さんをお招きし、全校674名を対象に夢・未来プロジェクト(「自分にチャレンジ」プログラム)を実施しました。

講演に加え、車いすバスケットボールの実演や、5年生・6年生を対象にした実技指導も開催しました。児童たちは京谷さんの話に真剣な表情を見せ、楽しみながらも多くのことを吸収しようと積極的に参加しました。

講演

司会より京谷さんの紹介があると、プロサッカー選手だったという話に驚く児童も見受けられました。その後も京谷さんの経歴について、児童たちは真剣に耳を傾けていました。

京谷さんが「夢を持っている人はいる?」と児童たちに問いかけると、多くの手が挙がりました。何名かの児童が「バスケットボールのプロ選手になりたい」「救急救命士になりたい」「ポケモンの会社」などと、様々な夢を語りました。それに対して、京谷さんは「夢は動き出したら目標になる。やるかやらないかが大事」とエールを送りました。

児童から夢であったパラリンピックに日本代表として出場した時の思いを尋ねられると「選手にとっては、憧れの舞台。多くの人との関わりがあるし、支えてくれる人も多い。だからこそ、常に日本代表としての自覚・責任・誇り、そして感謝の気持ちをもっていた」と答えました。児童たちは真剣な表情で京谷さんの話を聞いていました。

京谷和幸さんによる講演の様子 「夢を持っている人はいる?」
京谷和幸さんの3ポイントシュートの様子 3ポイントシュート!

フリースロー対決

京谷さん1人と代表児童6人でフリースロー対決を行いました。代表児童たちは、やや緊張した面持ちです。

序盤はどちらもゴールに入れられず苦戦を強いられます。その様子を見守っている児童からの声援は、次第に大きくなりました。京谷さんが4投目にゴールを決めると、大きな拍手が沸き起こりました。「第五小頑張れ!」と、応援する児童の声に熱が入ります。京谷さんの連続ゴールにも期待が高まり、「いけー!」「集中!」と両方を応援する声が多く聞こえました。5、6投目も京谷さんの放ったボールは綺麗な放物線を描き、ゴールに吸い込まれます。その様子を見つめる児童たちの目は、とても輝いていました。

フリースロー対決の様子 フリースロー対決!
車いすレース体験の様子 車いすレース

体験教室

5年生と6年生を対象に、車いすバスケットボールの体験・指導を実施しました。
「車いすレース」体験で、児童たちは間近で見る競技用の車いすに興味津々で、試乗では、思い思いに車いすを扱っていました。リレー形式で「車いすレース」の対抗戦を行うと、走り終えた児童が待機中の児童に曲がり方を教える姿もありました。交代時に次の走者が車いすへ乗りやすいよう他の児童がアシストをするなど、徐々に助け合い、勝負へこだわる姿がでてきます。アンカーが近づくと児童たちは立ち上がり応援し、ゴールの瞬間、体育館は歓声に沸きました。
「パイプいすに座ってシュート」体験では、バスケットゴール前に置かれたパイプいすに座りシュートを放ちます。座った状態ではなかなかゴールが決まらず、パイプいすをゴールに近づけるとシュートが入り始め、大きな歓声があがりました。

パイプいすに座ってシュート体験の様子 パイプいすに座ってシュート

給食交流

代表クラスの教室にて京谷さんと児童たちが机を並べ、会話を楽しみながら食事をしました。児童が1人ずつ将来の夢を発表し、皆の拍手でエールを送ります。発表する際はドキドキした表情の児童たちでしたが、発表後は照れつつも清々しさがありました。他の児童や担任教諭の夢も聞き、楽しそうな様子でした。質問の時間になると、児童から多数の挙手があり、京谷さんはその一つ一つに温かく答えていました。「今も週2、3回は12キロのランニングをしている」など、競技に対する質問の回答では、児童たちは驚くことばかりだったようです。終始、和気あいあいとした雰囲気でした。

給食交流の様子 給食交流

児童のコメント

 
● 「競技用の車いすは前に体験した車いすと違って、操作が難しかったです。いすに座ってシュートを入れるのも難しいから、入った時に達成感があり、とても楽しかったです。今後車いすバスケットを見るときは、選手それぞれの持ち点に注目してみます。将来の夢は、アナウンサーです」(6年生・男子)

● 「いすに座ってシュートを打った時、正面からの子はたくさん入っていたけれど、私は横からだったので、難しくて全然入りませんでした。こんなに難しいとは思わなかったので驚きました。下から見るとゴールがとても高く感じました。京谷さんの言葉で、出会いと感謝という話が心に残りました。これからいろんな人との出会いを大切にしたいなと思いました。将来は、足が速いことを活かしたいです」(6年生・女子)

● 「競技用車いすは、バランスをとるのが難しかったです。方向転換するのにもコツがいるのだなと思いました。今後、車いすバスケットボールを見るときは、選手がどうやってボールをゴールに入れるのかに注目したいです。そして、選手がどんなことをしていた人なのか知りたいです。理科が好きだから、将来は薬剤師になりたいです」(6年生・女子)

京谷和幸さんのコメント

 
京谷さんにも、今後の夢についてうかがいました。
「車いすバスケットボールではU-23の育成にも携わっているので、監督として教えている選手とパラリンピックに出場したいです。2020年をピークに気運が高まっていますが、その後もイベントなど継続していきたいです。車いすバスケットボールだけでなく他種目のテニス・陸上など、種目の垣根がないパラスポーツの活動もやっていきたいと考えています。そして、障害者の活躍の場を広げたいです」

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